東北の古都、世界遺産・平泉にある遺跡「柳之御所」の3つの見どころ

東北の古都、世界遺産・平泉にある遺跡「柳之御所」の3つの見どころ

春夏秋冬・国内外を問わず、多くの観光客が訪れる岩手県平泉町。なかでも駅の西側にある中尊寺や毛越寺は抜群の知名度を誇ります! 一方で駅の東側にある「柳之御所」。かつて平泉の中心地だったにも関わらず、あまり知られていない隠れた名所です。そこに張り巡らされた堀!堀!堀! 平安時代の館とは一体どのような役割だったのか? 平泉を訪れたならば是非立ち寄りたい遺跡「柳之御所」をご紹介します。奥羽藤原氏の三代目・秀衡が政治を行った政庁跡だったとされる「柳之御所」。発掘調査によって堀、池、掘立柱などの遺構や土器、陶磁器などの遺物が発見されました。その量は平泉にある遺跡群のなかでも群を抜いた量と質だったと言われています。また保存状態も良好で、平泉の文化遺産のなかでもとくに重要な遺跡ということから、国の史跡にも指定されました。鎌倉時代の『吾妻鏡』にも「平泉館(ひたいずみのたち)」の名で登場し、平泉の中心的存在だった柳之御所は、平成22年4月より修復整備を経て公園となっています。それにしても建物がないと見どころがわからない! と思っている方のために、柳之御所を読み解く3つのポイントを確認していきましょう。柳之御所の区画は、この大きな