つるし雛の新名所!岩手「せんまやひなまつり」は町全体がひな祭り会場

つるし雛の新名所!岩手「せんまやひなまつり」は町全体がひな祭り会場

色とりどりの花や人形などを糸で繋ぎ吊るして飾る「つるし雛」。つるし雛の名所と言えば福岡県柳川市、静岡県の稲取地区、山形県酒田市が有名ですが、岩手県南から宮城県北にかけてもつるし雛作りが盛んに行われていて、特に一関市千厩(せんやま)町では、ひなまつり期間中には町中につるし雛を飾り多くの観光客を出迎えます。近年つるし雛の新名所と言っても良いほど人気が高まって来た「せんやまひなまつり」をご紹介します。千厩町は、岩手県の南の玄関口である一関市のほぼ中央に位置する、人口約1万2千人ほどの小さな町。名前の由来は読んで字のごとく、平安時代に奥州藤原氏が千棟もの厩舎(きゅうしゃ)を建てたという言い伝えによります。現在は厩舎は残っていませんが、町中いたる所に馬のオブジェがあり、かつてはたくさんの馬がいたのだということを偲ばせてくれます。「せんまやひなまつり」は毎年2月11日から3月3日まで、町の女性たちが商店街と一体となり桃の節句を祝います。笑顔で接客しているのはせんまやひなまつり実行委員会の方。このお祭りは人形作りから企画・運営まで、全て町内の女性たちだけで行われています。祭り期間中はメイン会場である「千厩さけの蔵交流施設」