女人禁制の天下の奇祭!岩手・大原「水かけ祭り」は2月11日開催!

女人禁制の天下の奇祭!岩手・大原「水かけ祭り」は2月11日開催!

岩手県では毎年1月から3月にかけて各地で裸男が蘇民袋を取りあう蘇民祭が行われますが、一関市大東町の大原地区で行われる裸男の祭りは他の祭りとは全く異なり「天下の奇祭」と呼ばれています。その祭り「水かけ祭り」は裸で走る男達に水をかけまくるというもの。そして走るのも水をかけるのも女性には許されていない男だけの祭りです。毎年2月11日に極寒のみちのくで開催される一関・大東大原「水かけ祭り」をご紹介します。毎年2月11日の建国記念の日に岩手県一関市大東町の大原地区で行われる「水かけ祭り」は、裸の男達が沿道で待ち構えた人達から容赦なく冷水を浴びせかけられながら「火防祈願」「無病息災」「家内安全」などを願って走る、江戸時代から続く伝統的な祭りです。この祭りは明暦3年(1657年)旧正月の18日に江戸の町を焼き尽くすほどの大火事「明暦の大火」が起きた際、江戸幕府から全国に発せられた「火防令」を受けて、この地区の人々が大火の翌年から旧正月に町を流れる川で身を清め火防祈願したのが始まりとされています。やがてその行事が、裸の男達を迫りくる炎に見立て水をかける防火演習と水で清めて厄を落とすという意味で、走り抜ける厄年の男達に水をかけ