左手で赤い布を結べば恋が叶う!?岩手「卯子酉様」で縁結び祈願しよう

左手で赤い布を結べば恋が叶う!?岩手「卯子酉様」で縁結び祈願しよう

岩手県遠野市にある「卯子酉様(うねどりさま)」は、遠野地方に伝わる伝承をまとめた『遠野物語』にも登場する歴史ある神社。縁結びの神様として知る人ぞ知る社で、願いを書いた赤い布を、左手だけで結ぶことができれば願いが成就すると言われています。恋の願いを叶えたい方、ぜひ遠野の卯子酉様へ願掛けに訪れてみませんか?卯子酉様の創建は江戸時代。遠野の商人であった港屋平兵衛という人物が、岩手県普代村に鎮座する鵜鳥(うのとり)神社の分霊を勧請し創建したと伝えられています。境内の左手奥には、小さな池があります。もともとはこの地に大きな淵があり、今も残る池は、当時の淵のあとだそう。その淵の主に願をかけると不思議と男女の縁が結ばれた、という話が『遠野物語拾遺』三十五話で紹介されており、昔から縁結びの神様として、地元の人から慕われてきた神社であることが分かります。こぢんまりした境内なので、鳥居をくぐればすぐに、境内の木々の間を渡したロープや木の枝に、真っ赤な布がぎっしりと結びつけられた様子が目に入ります。境内の木々はもちろん、社自体も木目がそのままの、自然になじむ造りなので、垂れ下がる布の赤色だけが際立っており、どこか神秘的にも感じる光