岩手県
トラベルjp<たびねす>
神童と呼ばれ岩手県盛岡市渋民の小学校を首席で卒業し、盛岡中学校に入学した石川啄木。同窓生の影響で文学に傾倒し、その後、様々な苦難の中、故郷・東京・北海道と住居を移しながら、26歳の若さで夭折してしまいます。現代では誰もがその名を知るほどの歌人・石川啄木。今回は盛岡駅から岩手公園(盛岡城跡公園)を中心に、その叙情溢れる短歌と周辺の人物の解説を含めて、「石川啄木の歌碑」を御紹介致します。ふるさとの山に向かひて言ふことなしふるさとの山河のありがたきかな盛岡駅前広場は、大きく広がったスペースがあり、待ち合わせにもピッタリの場所。そこで盛岡に到着した人を迎えてくれるのが、歌人・石川啄木(いしかわ たくぼく、1886年〜1912年)の上記の歌が刻まれた石碑です。“ふるさと山河”とは、岩手山(いわてさん)、姫神山(ひめかみさん)、北上川といった盛岡の代表的な景観を持つ山や川。盛岡駅前から真っ直ぐ進めば、北上川に掛かる“開運橋”があり、木々の緑や鮮やかな花が彩りを添える岸辺と岩手山の雄大な姿に目を奪われることでしょう。※「石川啄木」の「啄」の正確な表記は、右側・旁(つくり)の左払い三本の中央に「丶」のある旧字体となりますが、