“盛岡駅・岩手公園”周辺の「宮沢賢治ゆかりの地」巡りと伝統行事

“盛岡駅・岩手公園”周辺の「宮沢賢治ゆかりの地」巡りと伝統行事

詩人・童話作家の宮沢賢治が学生時代を過ごした岩手・盛岡には、宮沢賢治に関連したスポットが非常に豊富。今回はぶらぶらと散策しながら回れる“盛岡駅・岩手公園(盛岡城跡公園)”周辺に焦点を絞り、その背景にも触れつつ駅から順に追ってみます。宮沢賢治の方言短歌「ちゃんがちゃんがうまこ」にも詠まれ、200年以上の歴史を誇る伝統行事“チャグチャグ馬コ”と合わせて、「宮沢賢治ゆかりの地」を御紹介致します。盛岡駅構内・新幹線の北口改札の前には「フクローの樹」。東北新幹線の開通を記念して岩手県盛岡市生まれの鋳金家(ちゅうきんか)・鈴木貫爾(すずき かんじ、1919年〜1982年)によって構想された南部鉄器を用いたモニュメント。県花の桐の実をモチーフに宮沢賢治(1896年〜1933年)の童話の世界と盛岡のイメージを重ね合わせて表現された作品で、鈴木貫爾の言葉と解説が添えられています。森の住人のフクローやリスが仲良く遊ぶ、優しく柔らかな印象の作品が盛岡駅構内に設置されているので、盛岡観光の一番初めに訪れてみてはいかがでしょうか。※鋳金:加熱して溶かした金属を鋳型に流し込んで成形すること。盛岡駅から北上川に掛かる旭橋を渡ると、宮沢賢治