琥珀博物館
岩手県久慈市の「
琥珀博物館」は、JR久慈駅から車で約10分のところにありますので、岩手観光の際におすすめです。「琥珀博物館」は、国内で唯一の琥珀を専門に展示する博物館として知られています。岩手県の久慈周辺は、古くから琥珀の産地として知られており、博物館では久慈地方をはじめ、世界の琥珀の展示・解説を行っています。
博物館の本館では、「太古からのメッセージ」と「人と琥珀」のテーマに基づいて資料を見学することができます。「太古からのメッセージ」のコーナーでは、ドミニカ共和国産の「イトトンボ」化石や
世界初・世界最古の「
鳥類羽毛の後羽」化石などが展示されています。
「人と琥珀」のコーナーでは、幾内地方の古墳から出土した
琥珀製の「
勾玉」をリメイクしたものや、聖徳太子の第2王子の墓とされる墳墓より出土した久慈産の
琥珀製「枕」などが展示されています。
「琥珀博物館」には新館もあり、喫茶や琥珀の書籍が並ぶ「ウェルカムプラザ」や「ディスカバリーパーク」が設けられています。
「ディスカバリーパーク」の中には、白亜紀後期の久慈の風景をジオラマで再現した「太古の森」や、琥珀を使った実験ができる「アンバーラボ」があります。「アンバーラボ」では、琥珀で静電気をおこしたり、塩水に浮かべる実験を体験することができます。さらに「琥珀リウム」のコーナーでは、琥珀イルミネーションを見学したり、「琥珀サナトリウム」では、琥珀が敷きつめられた
床を歩く体験ができます。