岩手県
トラベルjp<たびねす>
岩手県の沿岸部を走る三陸鉄道は、盛〜釜石間を走る南リアス線と宮古〜久慈間を走る北リアス線の二つの路線があり、それぞれに桜のラッピングのとてもかわいらしい駅が一つずつあります。南は大船渡市の「吉浜駅」北は下閉伊郡の「田野畑駅」。その駅舎の前に立てば「かわいい〜」と思わず見とれてしまいます。二つの路線のほぼ中間地点にある駅はわざわざ途中下車してでも見てみたい、そんな二つの駅をご紹介します。初めて見た人がみな一様に「なにこれ、かわいい〜!」と立ち止まって見とれてしまうこの建物は、東日本大震災後の列車の運行再開を記念し、ネスレ日本の協賛で「キット、ずっとプロジェクト」にちなんだ桜の絵が描かれた、キッピンあわびの海の愛称で親しまれる「吉浜駅」です。キッピンとは通常漢字で書くと「吉品」。ここ吉浜は江戸時代から高級食材として国内外に知られる吉品な「吉浜鮑」の産地。吉浜もキッピンと読めることからこの二つの意味を持つ愛称が付けられました。まさにキッピンなとびっきりのスマイルで出迎えてくれるこの駅は無人駅ですが、非常勤駅長になんとあの「志村けん」さんが就任されています。志村さんは震災直後から三陸鉄道を応援されていて、何度もこの地