屋形のこたつ舟で水墨画の世界と木流し鍋を満喫!岩手県「猊鼻渓の舟下り」

屋形のこたつ舟で水墨画の世界と木流し鍋を満喫!岩手県「猊鼻渓の舟下り」

岩手県の最南端一関市東山町にある「猊鼻渓」。国の史蹟名勝天然記念物に指定され日本百景のひとつにも数えられる景勝地。2キロあまりに渡って続く100メートルを超える高さの岩壁は、季節の変化に応じて様々な表情を見せてくれます。特に冬は雪が積もればさながら「水墨画」の様。屋形のこたつ舟は岩壁の間をゆっくりとモノクロームな山水画の世界へいざなってくれます。そんな「猊鼻渓のこたつ舟」の旅をご紹介します。「猊鼻渓」では、春から秋にかけては雨が降らない限り屋根も囲いも無い舟「ひら舟」で川下りが行われます。開放感あふれる舟から眺める風景は、次々と現れる奇岩・巨岩が驚きと感動を与えてくれます。一方、冬に運行される屋形のこたつ舟は狭い空間で皆がこたつを囲み乗客同士で写真を撮りあったり、船頭さんのなまりの効いた楽しいお話しで笑いあったりして、初めて会った人達ともすぐに仲良くなれる和気あいあいとした雰囲気。また、窓越しに観る風景は何も遮る物が無い時とは違った味わいがあり、ひら舟に乗ったことがある人にも新鮮な喜びを与えてくれます。こたつ舟が運行される期間の楽しみのひとつに、ここだけの郷土料理「木流し鍋」があります。この鍋は鶏肉や豚肉、豆