盛岡市内のシダレカツラはこの木を原木としています。瀧源寺(りゅうげんじ)の境内にあるシダレカツラは、400年余り前に、瀧源寺の開祖が早池峰山ふもとで天然生のものを発見し、この地に移植したといわれています。現存するシダレカツラは、一度伐採された株から芽吹いて成長したもので、樹齢約170年、樹高約22m、幹囲約3.5mに達しています。元来、カツラの木は直立型の枝を生じますが、この木はしだれており、学術上珍奇な変種とみなされています。大正13年に国の天然記念物に指定されました。
岩手県
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