坂本沢鹿踊り

坂本沢鹿踊り

坂本沢鹿踊りは、明和3年(1766年)に宮城県本吉郡入谷村の六代相傳行山免「伝七」という人から安堵屋敷の卯太郎が伝授されたもので、行山流鹿踊りです。日頃市村の理惣太が入谷村の弥惣次から伝授された後に笹崎家に婿入りして広めたので、坂本沢と笹崎は兄弟弟子ということになります。当時のものと思われる鹿頭四個が保存されています。踊りは、それほど華麗ではないが行山流の落ち着いた荘厳さを漂わせています。また、踊る人数が本来は仲立ち・雌鹿の後ろにシガリという鹿がついて9人立でしたが、現在は雌鹿が省略されて8人踊りとなって