大船渡にある鹿踊りは5組ありますがその源は一緒であり、江戸時代の天和から元禄(1681~1704)と続く時代に鹿踊りの始祖で初代仲立ち四郎兵衛から始まったようです。時の将軍徳川五代綱吉公の時代です。
笹崎鹿踊りは庭元大草嶺笹崎家に明和5年(1768)に伝わり、この年の8月9日を笹崎鹿踊り元年というそうです。
本吉郡入谷町の四郎兵エから7代弥惣次と続き、出稼ぎしながら踊りを会得した大船渡市日頃市町出身の理想太氏が帰郷する際に相伝状を携えて来ました。その理想太氏が庭元大草嶺笹崎家に婿入りし、踊りを伝授した