甲子鎧剣舞

甲子鎧剣舞

阿修羅系の仮面を持つ鎧剣舞です。甲子鎧剣舞は、幕末の頃マツベヤ屋敷の松五郎氏が松島の端巌寺において伝授されたことに始まると伝えられ、形式作法から衣川剣舞の流れをくむものと思われますが、一説には世田米山谷剣舞に教えを受けたとも言われ、定かではありません。雄壮闊達な踊りは、見るものの心を引きつけます。踊り手は8名で、これに囃し方がつきます。昔は気仙地方における鎧剣舞の中心的存在でした。大船渡の民俗芸能として貴重です。