藪川神楽

藪川神楽

藪川神楽は,住吉神社に奉納する踊りを求める住民の希望から,別当である小倉清順(こくらせいじゅん)が,1820(文政3)年より旧見前村の見前神楽(現見前宮崎神楽)を習得したのがはじまりである。現在は17演目を伝承しているが,「御神楽(みかぐら)」・「八幡(はちまん)」・「山の神」は比較的テンポが早く,美しい足拍子を多く踏み,全体的に躍動感のある舞となっている。幕出だしと終わりに神唄を唄うが,この方法は他地域で詞章(ししょう)や舎問(しゃもん)を唱えるのとは異なり,玉山区全域にみられる特徴である。獅子頭権現(