大洞貝塚

大洞貝塚

大船渡湾奥の東側、標高約31mの丘陵にある、縄文時代後期~弥生時代の貝塚で、2001年(平成13年)に国の史跡に指定されています。本遺跡の調査成果を基準に東北地方から北海道南部に分布する縄文時代晩期の土器型式(大洞諸型式)が設定された標識遺跡として学史上著名です。また、貝塚全体は良好に保存され、出土した優れた骨角器や多くの食糧残滓は、この地域の漁労の実態や生活の内容をよく示し、大船渡湾貝塚群を代表する遺跡として重要です。