前田鹿踊り

前田鹿踊り

今に伝わる伝書及び由来書によると本吉郡入谷村の四郎兵衛の弟子の入谷村善九郎が貞亨年中(1684-1687)日頃市の金山に働きに来ていた際に田茂山内野の七右衛門と、猪川村前田の市兵衛に伝授したものと伝える。その後、市兵衛の弟十右衛門が伝授されて元禄年中(1688-1703)まで踊り、市兵衛の子の市郎兵衛、そのまた子の清右衛門が継承する。 何よりも、この前田鹿りは九人踊りであるのが特徴である。本来は八鹿にリーダー役の坊主(和尚)が入ったのが行山流の始めだと思うが、現在は殆どの組が八人踊りである。しかし前田鹿