大沢田植踊り

大沢田植踊り

大沢田植踊を伝承する大沢地区は、市の南部で、北西から南東に長く、北西部は丘陵地帯で、南東部は東流する雫石川の氾濫源にあたり、綾織越前広信が天正年間(1573~92)に開削したと伝えられる越前堰によって開墾された水田卓越地帯、東端は盛岡市に接する地域である。  田植踊は、稲の豊穣を祈る予祝芸能で、毎年、小正月を中心に踊られてきた。以前は、「春祈祷」を兼ねて地区内ばかりか、近隣の村々、遠くは雫石や盛岡の上田あたりまで「門打ち」して回ったという。  また、旧村社の熊野神社(熊野大権現)の例祭、旧6月15日に