盛町曲録

盛町曲録

江戸時代の1826(文政9)年から伝わる芸能「盛町曲録(きょくろく)」は大船渡市の無形文化財に指定されている。180年余りの歴史を有する曲録は、祭神が着座する台座を指している。本来は御神馬の背に五色の座布団を重ね、牡丹花で飾り付けた最上段に金幣を立てるもの。盛町の天照御祖神社の祭礼(盛町の五年祭)のとき、町内の通りで行われます。行列は、馬子、歌師など18名と馬1頭から構成され、馬の背には曲録(花を飾った籠)を飾ります。大船渡の代表的な民俗芸能として貴重です。