鬼剣舞

鬼剣舞

 岩手県内の念仏踊の中で最も知られている芸能が「鬼剣舞」です。太刀や扇子を使い、頭や腰を巧みに動かしながら勇壮に、ときには華麗に踊るこの芸能は、長い伝承と歴史の中で愛され完成された庶民の芸術作品といえます。 北海道、東京、京都にも愛好家の団体があり、北上市内の団体では、現在、岩崎鬼剣舞と滑田鬼剣舞が国指定重要無形民俗文化財に指定されています。 ◆◇◆◇◆◇ 【歴 史】 ◆◇◆◇◆◇ 鬼剣舞は、仮面をつける脱垂剣舞の一種です。その祖は、大宝年間(701~704年)に修験道の祖である役小角(えんのおづぬ